らでぃっしゅぼーやのバリューチェーンとは

宅配野菜で人気の、らでぃっしゅぼーやのバリューチェーンとはについて調べました。

まず、バリューチェーンについて理解しましょう。

製品やサービスを顧客に提供するという企業活動を、調達／開発／製造／販売／サービスといったそれぞれの業務が、
一連の流れの中で順次、価値とコストを付加・蓄積していくものととらえ、この連鎖的活動によって顧客に向けた最終的な“価値”が生み出されるとする考え方のことです。
一般的な構造として企業の活動を、上流から下流に至る事業の流れに沿って「購買物流」「製造」「出荷物流」「マーケティングと販売」「サービス」の5つの『主活動』と、
これら主活動をサポートする「調達活動」「技術開発」「人的資源管理」「全般管理（財務、法務、情報サービスなど）」の4つの『支援活動』に区分してます。
この個々の活動単位が価値を生み出す主体であり、その活動を“価値活動”と呼びます。
そして、ある価値活動（前工程）のアウトプットが次工程のインプットとなり、順次変換（加工）が連鎖的に行われていく相互依存のシステムがバリューチェーンです。
それぞれの価値活動は資源（ヒト・モノ・カネ）を必要とし、コストが発生する。バリューチェーン全体が生み出す価値とコストの差がマージン（利潤）です。
バリューチェーン分析は、企業活動をいったん個別の価値活動に分解し、それぞれの付加価値とコストを把握して、各活動が最終的な価値にどのように貢献しているのか、
その関係と構造を明らかにすることで、競争優位の源泉（あるいはその可能性）を探るというものです。
どの活動が重要か、競争優位の源泉になっているかは、業界や企業によって異なります。
そのうえで、どの価値活動に傾注すべきか、あるいは外部との提携や協力関係を構築するのかなどを検討してバリューチェーンを再設計します。

企業によっては、管理に重点を置くか、商品に重点を置くか、
どの工程でどのくらいの価値を付けて加えていくかが違います。
その中でも、らでぃっしゅぼーやはSPA方式を選んでいます。

SPA方式とは、企画、生産、流通、販売を一括管理することです。
担当者が全国各地のメーカーや生産者へ赴き、満足度の高い商品を作ります。
徹底した製造、管理を行い、らでぃっしゅぼーや独自の
プロモーション活動と配達方法で安心で安全な食材を届けています。

SPA方式のメリットは、
まず、らでぃっしゅぼーやが独自の配達ルートを確保するため、
新鮮な野菜が定期的に配達されます。
また、生産者も在庫のロスが無くなり、
決まった価格で買い取ってもらえるので、
次も新鮮な野菜が提供できます。
そしてそれらを一括管理で行っているので、
他社に比べて低価格で届けることができます。
有機野菜は手間がかかるため、自然とコストがかかります。
その為、他の野菜に比べると高額になってしまいます。
高額で店頭に並ぶと、安い野菜が売れてしまい在庫を抱えます。
その上、次の野菜に手間がかけられなくなり安定した供給ができません。

SPA方式のデメリットは、
すべてを一括管理しているため、幅広い知識を持った人材が必要です。
生産だけに重点を絞ると、消費者に新鮮な野菜が届かず、
結局は生産もできなくなるという悪循環になりやすいです。
リスクが大きいため、徹底した管理ができる人が必要ですが、
らでぃっしゅぼーやは、その点に重きを置き優秀な人材を揃えているようですね。

タグ：らでぃっしゅぼーや 宅配野菜 健康